インフルエンザ検査、早すぎると陰性になる?特にB型で起きやすい理由|ピースこどもクリニック|中央林間駅徒歩1分の小児科

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インフルエンザ検査、早すぎると陰性になる?特にB型で起きやすい理由

インフルエンザ検査、早すぎると陰性になる?特にB型で起きやすい理由|ピースこどもクリニック|中央林間駅徒歩1分の小児科

インフルエンザ検査、早すぎると陰性になる?特にB型で起きやすい理由

「熱が出てすぐ検査したら陰性。でも翌日に再検査で陽性」
でもこれ、珍しくありません。インフルエンザの迅速検査は便利ですが、発症直後はウイルス量がまだ少なく、陰性(偽陰性)になることがあります

結論:B型は早期だと陰性になりやすい傾向があります

小児を対象に、症状出現から24時間以内に実施した迅速検査の成績を調べた研究では、
A型の感度は90%だった一方、B型は25%という結果が報告されています。

研究データ(小児・発症24時間以内)

  • A型:感度 90%
  • B型:感度 25%

出典:Heinonen S ら (2011) PubMed

なぜ早いと陰性になるの?

迅速検査は、鼻の奥(鼻咽頭)にいるウイルスの一部(抗原)を検出します。
発症直後はウイルス量がまだ少ないことがあり、検査の反応に必要な量に届かず陰性になることがあります。

起きていること どういう意味?
発症直後はウイルス量が少ない 検査が反応する「しきい値」に届かず陰性になることがある
B型はA型より検出感度が低め 同じ条件でもB型の方が陰性になりやすい傾向がある

研究でも「B型は出にくい傾向」

迅速検査(RIDT)の精度をまとめたメタ解析でも、A型の方がB型より感度が高いことが示されています。

出典:Chartrand C ら (2012) PubMed

重要ポイント:
迅速検査は陽性なら診断に役立ちますが、陰性でもインフルエンザを完全には否定できません
(特に流行期・発症早期・B型が疑わしい場合)

なぜインフルエンザB型は検査で出にくいことがあるの?

実は、インフルエンザB型が早い段階で陰性になりやすいのには、いくつか理由があります。

① ウイルスの増え方がA型よりゆっくりなことがある

迅速検査は「鼻の中にいるウイルスの量」が一定以上になると陽性になります。
B型は発症直後のウイルス量の立ち上がりがA型より遅い場合があり、症状が出ていても、まだ検査で反応する量に達していないことがあります。

② 検査キットはA型の方が検出しやすい傾向

迅速検査はウイルスの一部(抗原)を捉えて判定しますが、研究のまとめ(メタ解析)では、A型の感度がB型より高い傾向が報告されています。
つまり、同じ量のウイルスがいても、B型は陽性ラインが出にくいことがあります。

参考:Chartrand C ら (2012) PubMed

③ 鼻より下の気道にウイルスが多いことがある

迅速検査は主に鼻(鼻咽頭)から検体を取ります。
一部のケースでは、感染初期にウイルスが鼻より下の気道に多く存在し、鼻からの検体では見つかりにくい可能性があります。

まとめ:
「B型は検査がダメ」なのではなく、ウイルスの増え方や検査の仕組みの違いで、発症早期は見つかりにくいことがあります。
そのため、検査結果だけでなく、症状や流行状況もとても大切です。

こんなときは再検査や臨床判断

  • 発熱してすぐ検査した(特に半日以内)
  • 家族や学校・園でインフルエンザが流行している
  • 高熱、ぐったり、関節痛などインフルらしい症状が強い

まとめ

  • 迅速検査は、発症直後は陰性(偽陰性)になることがあります
  • 研究では、発症24時間以内のB型は特に陰性になりやすい可能性が示されています
  • 陰性でも症状が強い場合は、再検査や受診の相談が大切です

 

 

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参考文献

  1. Heinonen S ら (2011) PubMed
  2. Chartrand C ら (2012) PubMed
  3. CDC: Rapid Influenza Diagnostic Tests CDC

※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としています。症状が強い場合は医療機関にご相談ください。

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