
目次
― 症状・治療・耐性菌・注意点を解説 ―
こんばんは、院長の松村です。インフルエンザの流行が始まり、先週から中央林間界隈でも患者さんが増えてきました。その一方、近ごろ小児科外来で「マイコプラズマ肺炎」
私が学生、若手小児科医の時はマイコプラズマ肺炎は4年に一度流行する (オリンピックイヤーに流行する) なんて言われておりましたが、昨年から多少の波はあるものの流行が続いているように思います。
名前は聞いたことがあっても、「風邪と何が違うの?」「
本記事では、小中学生くらいまでのお子さんを育てているご家庭向けに、
マイコプラズマ肺炎とは?
マイコプラズマ肺炎は、「マイコプラズマ」
一般的な細菌やウイルスと少し性質が異なり、
感染経路は主に飛沫感染(咳やくしゃみなど)で、潜伏期間が2〜
主な症状と風邪との違い
初期は鼻水やのどの痛みなど、
-
乾いた咳が長く続く(2〜3週間続くことも)
-
夜間に咳が強くなる
-
38〜39℃の発熱が数日続くことがある
-
胸が痛い、呼吸が苦しそうに見える場合がある
風邪と違い、
また、特徴的な点として、
受診の目安と診断
次のような様子が見られたら、早めに小児科を受診してください。
-
咳が5日以上続いている (初め乾いた咳、次第に湿った咳に変わります)
-
発熱が3日以上続いている
-
夜間の咳が強く、眠れない様子がある
-
呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている
診断は、当院では症状の経過や聴診、
治療について
マイコプラズマには一般的な抗菌薬が効きにくいため、
治療を始めても咳だけがしばらく続くことはよくありますが、
増えている「マクロライド耐性マイコプラズマ」とは?
ここ数年、マイコプラズマ肺炎では「マクロライド耐性株 (=変異型)」
特に日本の小児では、報告によっては30〜50%
耐性菌が原因の場合、
その際には、年齢や症状に応じて別の種類の抗菌薬(
耐性菌だからといって極端に重症化するわけではありませんが、「
検査結果や症状の経過を見ながら、
強い免疫反応(高サイトカイン血症)について
マイコプラズマ肺炎では、
これは、免疫がウイルスや細菌と戦うために出す物質(
このような場合には、抗菌薬だけでなく、
ステロイドは強い免疫反応を抑えることで、
登園・登校の目安
マイコプラズマ肺炎は学校保健安全法上の出席停止の対象ではあり
熱が下がって元気が戻り、咳が落ち着いていることが登園・
熱が下がっても咳が強いときは、
家庭でできる予防と工夫
-
手洗い・うがい・咳エチケットを徹底する
-
タオルやコップは共用しない
-
兄弟姉妹がいる場合は寝室をできるだけ分ける
潜伏期間が長いため、家庭内での感染予防も大切です。
まとめ
マイコプラズマ肺炎は「しつこい咳」が特徴の、
多くは軽症で自然に回復しますが、咳が長引く・熱が続く・
近年は耐性菌の増加や、
また、
正しい知識と対応で、
ポイント:「元気そうでも咳が長い」「薬が効かない気がする」─







